お客様の大事な着物。
ひとつひとつの工程を丁寧に作業しお仕立ていたします。
お預かりした着物、反物を検品いたします。
織り傷やシミ、ムラ、汚れなどを確認します。
地直しとはアイロンの蒸気で着物の織目や布目を正しい状態に戻すことをいいます。
裁断や縫製の時に狂いが出ないようにするための大切な工程のひとつです。
地直しした生地を裁断する前に、袖、身頃、衿などの各部の長さが十分に足りているか確認することです。
裁断には基本断ちと追い断ちの2種類があり、生地の柄、種類によって裁断方法が変わります。
寸法表を見て各部分に正確な寸法をへらで記していきます。
へら付けで付けた印の通りに生地を縫い合わせていきます。
最後に仕上げの作業です。生地の種類によって適した方法で仕上げをします。木綿や麻の場合は、折り目、袖口、裾にアイロンをかけてから霧を吹いた後にたたんでプレスをし再びアイロンをかけます。絹、合成繊維の場合は、ほとんどをアイロンで仕上げていきます。
最後は寸法の確認、縫い針が残っていないかを入念に確認して完了します。